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太陽と地球の関係

地球は、太陽に8人? いる子供たちの1人に当たります。つい最近までは9人だったのですが、冥王星は惑星ではないとされてしまったので、現在では8人になってしまいました。その惑星のには地球の月や火星のフォボス、木星のイオなどの衛星がありますから、孫でしょうか? さて、この8人の子供たちの中で、太陽に最もかわいがられている星が地球です。他のページでも言いましたが、地球は奇跡の上に成り立っている惑星なのです。

地球と太陽の距離という奇跡

地球と太陽は、実に絶妙な距離を保っています。わずかに地球より近い金星が熱すぎ、地球より少しだけ遠い火星はマイナスの世界ということを考えただけでも、そのバランスのよさは奇跡的です。ところが、その他にも地球はさまざまな恩恵を受けているのです。

太陽風と地球

太陽では、激しく活動が起こり、その一部は宇宙に放出されています。これは太陽エネルギーの放出なのですが、風になぞらえて太陽風と呼ばれています。さて、この太陽風のおかげでガスのような軽い元素は吹き飛ばされ、固体である鉄などの重い元素だけが太陽の近くに集まりました。そのため、太陽から近い水星・金星・地球・火星までが質量の大きい岩などによる惑星であり、それ以降の木星・土星・海王星は吹き飛ばされたガスを主体にした惑星になったのです。

水の惑星・地球

地球の年齢は46億歳と、ほぼ太陽と同じ歳です。それが幸いしたのか、本来なら太陽風に吹き飛ばされるはずの水素といった軽い気体が吹き飛ばされる前に自分の重力に捉えることが出来ました。そのため、重い元素はより地球の中心へ集まり、軽い元素は地球の周りを覆うことになります。これが地球の大気になりました。この大気の中で多くを占めていた水素はやがて雨となり、太陽熱で再び気体になって再び雨となる・・・という循環を始めます。もし地球が太陽に近すぎれば水素という気体のままですし、遠すぎれば凍ったままで循環する事は無かったでしょう。太陽系の各惑星及び衛星を集めても、水が循環している星はただひとつ、水の惑星・地球だけなのです。


太陽の光という奇跡

太陽光は、太陽から休みなく与えられ続けています。これにはさまざまなエネルギーが含まれており、地球にとってなくてはならないものといえるでしょう。しかも地球は大気によって与えられた熱を上手に分散し、その上多すぎると生命にとって問題のある紫外線をカットすることが出来るようになりました。地球は、太陽の光からいいところだけを分別することが出来たわけですね。

太陽の光の恵み・生命と光合成

地球に初めて生命が生まれたのは、やはり海の中であったといわれています。最初に生まれた生命体が食料にしたものは、地球の内部エネルギーといわれています。その後地球の内部エネルギーを太陽光エネルギーで分解することが出来るようになり、さらに水そのものを太陽光を使って分解する光合成を行うものが生まれました。水を分解して生まれる酸素が、その後の生命活動にどれだけの恩恵を与えたのかは言うまでもありませんね。


太陽が地球に及ぼす影響

太陽が地球に及ぼす影響にはいいものもあれば、悪いものもあります。ただ、大抵のものは多すぎても少なすぎても困るといったもので、そこらへんのバランスが取れているのが何より大事といえるでしょう。いくつか紹介してみます。

太陽風と宇宙線

宇宙には、大量の宇宙線が常時飛び交っています。大雑把に言うと放射線の一種なのですが、これが実に高エネルギーで、宇宙を漂う小隕石などにはこの宇宙線でボロボロに傷ついたものがあるほどです。もしも人間が直撃を受けたら、ただではすまない危険なものですが、先ほど紹介した太陽風はこの宇宙線を吹き飛ばしてくれています。太陽圏を目指して侵入してきた宇宙線は、太陽風によって弱められてしまうわけです。太陽風によって地球の生命は守られているのですね。

太陽風の贈り物・オーロラ

太陽風は、プラズマエネルギー(粒子)の流れなのですが、これが地球の大気の中の電離層と呼ばれる部分に流れ込むと、大気中の粒子に激突・発光を起こすのがおおまかなオーロラの仕組みです。

気体にプラズマを発生させて発光させるというのは、身近なところで蛍光灯がありますね。蛍光灯の場合は、決まったガスの中に決まった電圧でプラズマを発生させるので、一定の明かりが得られるのですが、オーロラは地磁気の影響・天候・太陽活動の影響等さまざまな要素が絡みあうので、いろいろな光り方があり、その上さまざまな動きかたを見せてくれるのです。

太陽のイタズラ? デリンジャー現象

太陽フレア(太陽表面の爆発現象)が活発に起きると、地球にも大量のX線や電磁波が飛んできます。これがあまりに多いと、特に短波で行う通信が影響を受けることがあります。

これをデリンジャー現象と呼んでいます。とはいっても、数時間もあれば大抵の場合回復しますし、今では短波以外の通信手段も充実していますから、それほど大きな問題にはなりにくいようです。フレアは黒点近くでよく発生しますから、昔の人は太陽の黒点が多いときには気をつけるように、と言い伝えてきたものです。

地球温暖化について

太陽が今の形になってから、30%以上は明るくなってきました。そして、最終的にエネルギーを使い果たすまでどんどんと明るさを強めていきます。その影響はもちろん地球も受けていて、20世紀の初め頃までに、地球の平均気温が上がってきたのは紛れもなくこの太陽活動の影響といえます。ただ、それは地球誕生以来、46億年かけてじわじわ上昇してきた結果ですが、その46億年分以上の温度上昇を、人間はわずか数百年で行ってしまいました。今現在、このままでは地球は終わりだ、という話は太陽のせいではなく、あくまでも人間が太陽と地球の絶妙なバランスを崩した結果だと言うことを忘れてはいけません。


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