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紫外線ビーム

太陽から地球へ届く贈り物の1つに光があります。その光は、さまざまな恩恵をもたらしてくれますね。ところで、光には眼に見える光のほかに、眼には見えない光というのもあります。その見えない光のひとつに、紫外線というものがあります。

紫外線ってなに?

眼に見える光を可視光線といいます。よく知られているように、この可視光線を分解すると7色になるのは、虹でおなじみですね。これは光の反射角をずらしてやったときに、赤い光は波長が長く、紫は波長が短いので、そこにズレが生まれて7色に分解されるのですが、実はその時、7色の両端にある紫や赤の外側にも光は反射されているのです。ただ、人間の眼がそうした波長をキャッチできない、というだけの話なのですね。この見えない光を赤の外なら赤外線、紫の外なら紫外線とよぶのです。赤外線の話は「赤外線ビーム」でお話します。

紫外線の特徴は?

紫外線は、今話したとおり人間が見る事ができる最短波長の紫よりも短い波長を持つのが特徴です。英語でUltraviolet(紫を超えた紫)というのも、ここから来ています。ウルトラバイオレットという呼び方に馴染みがなくても、その頭文字である“UV”というのはおなじみかと思います。さて、紫外線にはもう1つ、紫外線が照射された物質の化学変化を起こさせる力が大きいという特徴があります。もう1つの赤外線が熱線と呼ばれるのに対して、紫外線のことを科学線と呼びます。


紫外線の人への影響

なにしろ、科学線ですから人間に浴びせるとそれなりに作用します。適度な紫外線は体内でのビタミンDを作る大事なエネルギーになりますし、健康に役立つ新陳代謝を増したり、皮膚の免疫を高めてくれたりします。さて、大変ありがたい紫外線ではありますが、あまりに量が多いと、さまざまな問題が起こります。皮膚の免疫作用が高まりすぎて、シミなどの原因になりますし、悪くすれば皮膚がんまで引き起こすなど、大変な問題を含みます。

UV-A、B、C

太陽光線をさらに細かく観察すると、紫外線にもUV-A、UV-B,UV-Cの3種類があります。人体に安全な順に、A、B、Cとなりますが、危険度が最も高いUV-Cは、大気中のオゾン層などでほぼ吸収され、実際に地上にまで届くのはUV-Aが大半、UV-Bは微量ということになります。

紫外線とオゾン

太陽光線に含まれる紫外線は、地球の上空にあるオゾン層で和らげられ、地上まで届くのは少ないものです。ところが、最近はこのオゾン層に穴の開くオゾンホールという現象がよく見られ、社会問題化しているのはご存知の通りです。つまり、人間は紫外線を防御してくれる大事なバリアーを地球の中から壊して回っているわけですね。


紫外線の物への影響

紫外線は人間だけではなく、物に対しても化学的変化を起こさせる働きが強いので、長いこと太陽の光を浴びさせると色褪せ等を引き起こすのはご存知の通りですね。大抵は紫外線の作用が強すぎるので、品物を劣化させる方向に作用してしまうのですが、逆にその作用の強さを生かして、消毒などに用いられています。


紫外線が強い季節は?

太陽による紫外線は、いつも一定という訳ではなく、季節によって変わって来ます。その予想はつくでしょうが、やはり多いのは夏です。この時期は日照時間も長いので、どうしても紫外線が強くなっています。4月から9月までの暖かい季節に浴びる紫外線の割合は、60%以上になりますが、北に行くほど夏に浴びる割合が上がっていき、札幌市では80%がこの時期に集中してしまいます。


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